リースバック 老後 生活 資金確保

家はある。でもお金がない高齢者の方へ。住み慣れた家で老後を安心して暮らす“リースバック”という選択

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リースバックは誰のため?~独り身の高齢者の安心した老後を支える選択肢~

監修
みなとアセットマネジメント㈱_代表取締役_向井啓和_写真

向井 啓和 みなとアセットマネジメント㈱ 代表取締役

不動産・資産運用分野で20年以上の経験を持ち、シニアの住まい・リースバック支援・不動産の相続対策等に注力。わかりやすく、クリアな情報提供をモットーにしています。
(みなとアセットマネジメント㈱はマイホームだけは守らナイトの運営会社です。)

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この記事でわかること
  • リースバックで住み慣れた自宅に暮らしながら、老後資金や介護資金を確保する方法

  • 自宅を手放さずに資金を得られるため、老後資金や介護費用の不安を軽減

  • 売却→賃貸借に切り替えることで、固定資産税や修繕費の負担を減らし、老後の生活を安心して維持

  • リースバックを活用した資金確保で、相続や遺産分割のトラブルを回避できる可能性

  • 契約時の注意点:売却価格、賃貸条件、将来的な転居リスクを事前に確認

「リースバックやめとけ」私は、以前からこのように申しております。ですが、状況によっては、「解決策はリースバックしかない」という場合もあります。消去法的に【リースバックが最適な問題解決の手段】となるケースです。

特に、独り身の高齢者の方にとって、リースバックは、住み慣れた家で安心して暮らすための有効な手段の1つと言えるでしょう。ここ最近、高齢者の方が、リースバックで自宅を売却する傾向にあるというのも納得です。相談者はご本人だけではなく、甥や姪の方からの相談も増えてまいりました。

高齢の方のためのリースバック

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目次

     

  1. 1.リースバックを利用した具体的な事例
  2.  

  3. 2.相続・介護費用で悩んでいる方から
    リースバックが選ばれる理由
  4.  

  5. 3.【リースバック】5つのメリット
  6.  

  7. 4.【リースバック】のデメリット
  8.  

  9. 5.リースバックを選ぶ際の注意点
  10.  

  11. 6.まとめ

1.リースバックを利用した具体的な事例

東京都大田区在住のA様(75歳)の場合:相続と新たなスタート

東京都大田区在住のA様(75歳)の場合
はじめは、A様から、「自宅を売却したい」というご相談を頂きました。ご事情を伺うと、長年連れ添ったご主人が亡くなり、遺産分割協議が進み、やむを得ず売却を決意されたそうです。ですが、ご主人との思い出が詰まった自宅を離れるのは今はまだ心苦しいというお話も伺いました。
おふたりの間にはお子さんがいらっしゃらず、義姉との兄弟相続となりました。
ご自宅は、元はご主人のご実家で、土地の一部が、義姉の所有となっていました。相続人である義姉は、不動産を受取るよりも現金で受け取りたいという希望がありました。

そこで今回は、「リースバック」をご提案いたしました。
A様は、愛着のあるご自宅を離れることなく、まとまった資金を得ることができ、義姉との遺産分割も円満に
リースバックを利用することで、A様は、愛着のあるご自宅から離れることなく、まとまった資金を得ることができ、義姉との遺産分割も円満に進みました。
とりあえず、リースバックで自宅を売却し、ご自身の身辺整理を済ませ、その後、引越しをするということになりました。A様にとって大きな決断だったと言えるでしょう。
A様の場合、資金に余裕がある反面、次に相続する子供がいないため、高値では売れない「リースバック」でも、「愛着のある自宅で、今まで通りの生活を維持したい」というニーズにマッチしました。

東京都台東区在住のB様(90代)の場合:近い将来の安心設計

東京都台東区在住のB様(90代)の場合:近い将来の安心設計
お子様のいないB様と、お世話をしているという甥っ子様と姪っ子様を交えてのご相談でした。
B様は、90代という事もあり、一定程度の介護度の認定も受けている状態です。この先、ご自宅でひとりで暮らすということは難しくなるだろうと予想されました。
特に、認知症など、ご自身の意思表示が難しくなる可能性も視野に入れ、万が一に備えた資金の準備が必要となります。

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今のままでは手持ちの資金が尽き、甥や姪に金銭的な負担をかけてしまう」という心配もある反面、90代の高齢者と言っても、意識も意思もしっかりされているのですから、「今はまだ自宅で暮らしたい」と思うものです。
甥や姪の立場では、その意思を尊重せざるを得ません。ただ「今後、自分たちに降りかかってくるかもしれない金銭的負担に関しては、先手を打つ必要がある」と考えます。
「意識がしっかりしている間に、現金化しておいた方が安心」という判断だったのでしょう。リースバックという選択肢を知り、将来設計に役立てたいと「マイホームだけは守らナイト」にご連絡を頂きました。
認知症など、ご自身の意思表示が難しくなる可能性も視野に入れ、万が一に備えた資金の準備が必要
売却価格の面では、退去して空家の状態で売却した方がよいのは当然ですが、90代の高齢者が、引越しや新しいアパート暮らしをするとなるとそれだけで健康を害し、QOLも低下します。そんな時、次善の策として「自宅のリースバック」が使えるのです。売却額は下がりますが、90代を超える高齢者の尊厳を維持しつつ、将来のリスクも減らすには仕方のない選択なのです。
リースバックを利用することで、住み慣れた自宅で引き続き暮らすことができ、かつ、まとまった資金を調達することができました。この資金は、将来のご自身の介護費用や、施設への入居などのために確保されています。B様は、安心して余生を過ごすことができ、甥っ子様と姪っ子様もB様の決断を尊重しサポートしています。

このように、リースバックは、ご自身の将来に不安を感じている高齢者の方にとって、安心できる選択肢の一つと言えるでしょう。
A様は、リースバックによって得られた資金で、念願の旅行を実現されました。また、B様は、介護施設への入居費用に充てることができました。

2.相続・介護費用で悩んでいる方からリースバックが選ばれる理由

相続・介護費用で悩んでいる方からリースバックが選ばれる理由

相続で悩んでいる方

相続人がいない、または相続人が遠方に住んでいるなど、相続手続きが複雑な場合。
遺産分割で争いを避けたい場合。

介護が必要になった方

介護サービスを利用しながら、自宅で暮らしたい方。
将来的に介護費用が心配な方。

資金が必要になった方

医療費や介護費用など、まとまった資金が必要になった場合。

3.【リースバック】5つのメリット

【リースバック】5つのメリット
リースバックのメリットは多くありますが、実際に弊社のお客様が、リースバックを選択した理由、上位5つは以下のようになります。

  • ◎住み慣れた家で暮らせる
    引越し不要で、今まで通りの生活が送れる
  • ◎まとまった資金が手に入る
    介護費用や生活費に充てることができます。
  • ◎不動産の管理負担から解放される
    修繕費や固定資産税などの負担がなくなる
  • ◎相続手続きがスムーズになる
    相続人との間でトラブルになるリスクを減らせる
  • ◎孤独感を解消できる
    近所の方とのつながりを維持し、安心して暮らせる

4.リースバックのデメリット

【リースバック】デメリット
リースバックのメリットを先に上げましたが、当然、デメリットもあります。
デメリットも理解した上で、契約しないと、「リースバックで後悔」「リースバック失敗」といった結果となります。
リースバックのデメリットは以下になります。

  • ✘売却価格が相場より低い
    一般的な売却に比べて売却価格が低い
  • ✘住み続ける期間に制限がある場合がある
    定期借家契約の場合には契約期間満了後に退去する必要がある。
    (普通賃貸借の場合は家賃を、支払い続ける限りそのまま住み続ける事が出来る。)
  • ✘月々の支払いが発生する
    賃料や管理費などの支払いが必要に
    なる
  • ✘将来的に転居が必要になる可能性がある
    契約期間満了後に、新しい住居を探す必要がある

5.リースバックを選ぶ際の注意点

リースバックを選ぶ際の注意点

  • ✔複数の業者から見積もりを取る
    複数の業者から見積もりを取って比較検討することが大切です。
  • ✔契約内容をしっかり確認する
    契約期間、解約条件、家賃など、契約内容をしっかりと確認しましょう。
  • ✔専門家に相談する
    不動産会社や弁護士などに相談することで、より適切な判断ができます。

6.まとめ

リースバックは誰のため?~独り身の高齢者の安心した老後を支える選択肢~ まとめ
リースバックは、状況によっては、高齢者の方にとって非常に有効な選択肢となります。しかし、メリットだけでなくデメリットも理解し、専門家と相談しながら慎重に決断することが重要です。
A様とB様のケースを通して、リースバックが、相続問題や高齢化など、様々なライフステージにおいて、人々の生活を支える一つの選択肢となり得ることがお分かりいただけたかと思います。
リースバックは、単なる不動産取引ではなく、人々の生活そのものを大きく変える可能性を秘めています。読者の方々にも、それぞれの状況に合わせて、リースバックという選択肢を検討していただければ幸いです。


※本記事でご紹介した内容は、2024年12月6日作成時の、市場データや公表資料をもとにまとめた一般的な情報です。物件の条件や時期によって状況は変わるため、具体的な契約判断は当社窓口や専門家にご相談ください。(2025年12月2日更新)

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